

最近のコースブックは、様々なワークシートやコピーできる教材を提供してくれますね。しかし・・・コピー機が壊れたり、せっかく準備したワークシートにコーヒーをこぼしてしまったり、ワークシートを最後にもう一度チェックしたいのに紙がなかったり・・・という経験をしたことはありませんか?
授業で子どもたちが作った教材を使って簡単なライティングアクティビティを行うことには様々な利点があります。まず、なぜ「書くこと」が重要なのでしょう?ライティングは英語習得における最後のステップ、と見なされています。だからこそコース全体を通して力を育んであげる必要があるのです。
ライティングはまた、子どもたちに自主性と、より長期的な記憶をもたらしてくれます。さらに、書くことにより読む力も強化でき、子どもたちは自分自身が書いたものを読むことでより力を伸ばしていくのです。
最後に、ライティングは教師にも、最初はフォニックスや単語、文法などの習得度合い、その次には学習を継続することによる一貫性と言語的な深みなどを確認する機会を与えてくれます。
では、どのようにライティングを授業に割り当てたらよいのでしょう?
それは先生方の担当しているクラスによります。でも・・・毎回のレッスンのうち5分だけでも子どもたちには、特に家庭でのライティング学習を補完するのにとても効果的です。
これから紹介するアクティビティは全て、私が担当しているいくつかのクラスで上手くいったものです。クラスに合わせて適切な修正が必要かもしれませんが、あなたのクラスでも効果的があらわれることを祈っています。
1. Colour the order
子どもたちにペアを組ませます。それぞれのペアには、2色の異なるペン(例:黒ペンと赤ペン)を持たせます。黒ペンを持っている子どもは一筆目、赤ペンを持っている子どもは二筆目を担当します。先生が指示した文字を、ペアで完成させます。先生が指示した文字が「a」であれば、cのような部分は黒ペンで、タテの棒の部分は赤ペンで書くことになります。もし色が逆になっていたら、まちがった書き順で書いたのが分かります。
2. Show and Write
ワードカードを使って:
エンピツを置く(必要なクラスでは、さらに手を頭に置かせましょう!)ように指示します。文字、または音の組み合わせや単語など、クラスの学習レベルに合ったカードを子どもたちに見せます。_x_秒(クラスで決めてください)そのカードを見る時間が経過したら、カードを伏せます。子どもたちは、カードに書いてあった文字を書きます。これを行うことで、子どもたちは書くまでの間見たものを覚えておかなければならず、文字や単語の形をイメージとして捉える練習になります。これを繰り返すことで、子どもたちが学んでいる文字や単語を長期記憶として刻み込むのに一役かってくれることでしょう。「b」と「d」の混同など、間違いも記憶の中で化石化してしまうものです。
絵カードを使って:
上記同様の手順で進めますが、これは絵カードだけを使います。これは、上記のアクティビティができる子どもよりも、教室はもちろん家でもたくさん書く練習を積んでいる子ども向けです。カタカナ音で発声しがちな子どもたちの、ローマ字綴りで書こうとする習慣を断ち切るのに特に役立ちます。
CDをつかって:
もっとレベルの高い子どもには、ロングマンこどもピクチャーディクショナリーなどに付いているCDを活用してみましょう。自分で単語の音声的な難易度を調整できないのはCDの難点です。使う前にしっかり確認しておきましょう。
3. Home made Bingo
子どもたちに、マス目だけ書いたビンゴシートを渡します。先生はロングマンこどもピクチャーディクショナリーからトピックをひとつ選びます。ランダムにそのページの単語を示し、子どもたちはビンゴシートの好きな場所に単語を書き込みます。
CDを聞き、読み上げられた順にビンゴシートの単語に印をつけていきます。
4. Picture Dictionary Search
文字に焦点をあてたいとき:
子どもたちに、単語の最初の文字だけ書いてあるカードを持たせます。指定したロングマンこどもピクチャーディクショナリーのページから、持っているカードの文字と同じ文字で始まる単語をできるだけたくさん探し出します。
単語に焦点をあてたいとき:
子どもたちはピクチャーカードを持ちます。指定したロングマンこどもピクチャーディクショナリーのページから同じ絵を探し出し、カードの裏面に単語を書きます。
文法に焦点をあてたいとき:
子どもたちに、ターゲットセンテンスの一部とロングマンこどもピクチャーディクショナリーのページを知らせます。いくつの文章を作るか事前に決めておき、その数だけ文章を書きます。
例: I'd like a ..., please. vs. I'd like some ..., please. (Topic 45)
サイモン・ウィードン
'E' English School (大分)主宰。児童から一般社会人まで幅広い年齢層における英語教育に携わる。ETJ大分コーディネーター。ザ・デイリー・ヨミウリのコラムニストも務めている。